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people being quite active | ||||
姫路ケーブルテレビ制作 ・ 2004年8月放送 | ||||
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姫 路 港 | ||
海の玄関口、姫路港。 直線距離は東西18キロにおよび、 兵庫県内では神戸に次いで2番目の規模を誇ります。 |
その浜風薫る海辺に生きて 夢を描き続ける企業人がここにはいます。 飾磨海運株式会社に勤める 水田裕一郎さん、39歳。 |
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--- 今回はそんな姫路の海の玄関に夢を託した人のお話し。--- |
海の玄関 姫路港 | |
県内第二の大きさを持つ海の玄関、姫路港。 ここには日本の各港をはじめ世界各地の港から貨物船や旅客船が 毎日往来しています。 |
この姫路港を拠点に、主として、港湾運送業務、通関業務、船舶代理店業務、陸上運送業務を行なうのが飾磨海運株式会社。 地域に深く密着し来年で創業60周年を迎える老舗企業です。 世界中の人やモノ、企業やビジネスを海を通じてつないでいく。 一見地道とも思える仕事の一つ一つはその重要な役割りを果たしています。そして港からの貨物を運搬するために港周辺は忙しくトラックが往来します。 |
飾磨海運株式会社 | |
姫路港のすぐ西隣にある 飾磨海運の本社ビル。 従業員数およそ100名。 |
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幼い頃から姫路の海で育ち、 毎日港を見てきた水田裕一郎さん。 |
飾磨海運株式会社。 | |
「1945年3月に創業いたしまして 来年の春で60年という歴史の会社でありまして、 主に姫路港を拠点として、 港湾荷役、陸上輸送業務、通関業務、 構内作業、船舶代理店業務と、 港の物流を起点として あらゆる物流に 携わっていくような企業です。」 |
物流に携わってから、はや17年。 無我夢中で過ごした毎日はあっという間に過ぎていきました。 |
2004年5月12日 - BRILLIANT STAR寄港 |
2004年5月12日。大型の貨物船BRILLIANT STARがオーストラリアから入港してきました。 これだけの巨大な貨物船が入港するのは一年を通してもそう多くないこと。 港は一気に忙しくなります。 |
飾磨海運の強み。 | |
「たとえば海外に工場を作るとか、 いろんな基地をつくるという場合、 こちら(日本)で、ある程度のカタチをつくって、それを、 (高度な知識と技術を必要とするプラント荷役などで) 船に積んで現地まで持っていって、現地で組み立て なりをして完成させるというかたち。 ただ単にたとえば鋼材一本を運ぶんじゃなしに、 要は鋼材を組み合わせてつくったある程度のカタチ のものを持っていくとか、大型の機械とかを 持っていくというかたちですね。 そういう積み込みにはやはり、 |
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いろんなノウハウとか技術というものが必要になってきますんで、 そういう部分では、私どもの場合、以前からそういう仕事をやって ました関係上、(先輩方から受け継ぎ磨きをかけてきた)ノウハウや 技術を持ったスタッフがたくさんいるということです。 それが、強みだと思うんです。」 |
今回運び込まれてきたのは、びんやガラスの原料となる硅砂といわれる砂。 船にはおよそ4万5千トンの硅砂が積み込まれており、姫路でおろされるのは1万4千トン。 期日は3日間。遅らせることのないよう、時には夜遅くまで作業が続けられます。 飾磨海運各部が一つとなり効率的に作業が続けられていく。 |
年間を通して多種多様な貨物が運び込まれる海の玄関。 陸揚げ、船積み、倉庫保管、配送などベテランスタッフによる荷捌きと 近代的な機器や技術を駆使した万全の作業輸送体制を確立。 海陸一貫複合輸送における港湾運送分野の充実を飾磨海運は目指していきます。 |
巨大な貨物船の中には、広大なスペースの倉庫が複数。 ショベルカーが小さく見えるほどの大規模な陸揚げ作業が 姫路港の奥で続けられていきます。 |
神戸港が近すぎる。 兵庫県内二番目の海の玄関でありながら、国際港としての印象が薄い姫路港。 コンテナが整然と並ぶ神戸港に対抗する熾烈なコスト競争が繰り広げられる裏には 市民の港への意識や関心の低さも否めない状況にあります。 |
海の玄関、姫路港。 | |
「私の場合にはこの姫路の港のそばで育ちましたんで 港というものが自然なかたちであるんですけれども、もう生活の一部というかたちで。 ただやはりおっしゃるように、市内の方で特に北部の方であれば 港に一度も来たことがないという方がやっぱり結構いらっしゃいますし、 姫路港に来られても、年に一度の花火大会のときぐらいだと いう方がやっぱりいらっしゃるというのは、 我々、港で仕事をする人間としては 非常にさびしいなあというふうには思います。」 |
目の前に広がるのは、 少しものかなしげな姫路港のすがた…。 |
2004年4月28日 - CLIPPER ODYSSEY寄港 |
2004年4月28日。アメリカからはるばる船旅を楽しむ観光客を引き連れて 姫路港にやって来たのはCLIPPER ODYSSEY号。 |
客船の入港。 | |
「そうですね。 やはり港で仕事をしていますので、 船がはいって賑やかになるというのが いちばん嬉しいかたちですね。 そして貨物の船だけじゃなしに、例えば客船が 年に何度かごく僅かですけどもはいってくる。 そういったときに非常に嬉しいなあというふうに 思いますけれども。 」 |
寄港してすぐ乗客たちの楽しい夢や思い出がいっぱい詰まった荷物が 船から運び出されてきました。 それらを受け取り、丁寧に運び出すのが飾磨海運のポーターといわれる人たち。 |
そんな中、素早く的確に 外国船舶の入出港をサポートするのが エージェントの仕事。 地方港を世界に開く挑戦。 ライバルは姫路からたった60キロの距離にある マンモス港といわれる神戸港。 前に立ち、道を切り開いていく海運を知り 尽くしたプロフェッショナルなエージェントたち。 質の高いサービスで迎え入れます。 |
海に生きる人たちの期待を一身に背負い、 姫路港の活性化をかけて歩み続けていく飾磨海運。 その展望は…。 |
これから。 | |
「そうですね。 たとえば地域ではナンバーワンの企業。 その中でナンバーワンだけを目指すんじゃなしに いわゆるオンリーワン。 『飾磨海運じゃないと…』というふうに お客さまからご指名いただける、 信頼してお任せいただける企業を やはり続けていきたいなと思っています。」 |
姫路みなと祭り - 海上花火大会 | |
夏の姫路港の夜空に煌く大輪の花々。 打ち上げられる一つ一つの花火には 海で見てきた夢がこもっているかのよう。 |
( F I N )
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